こんにちは!ぱるたんです。
今回は番外編。自分で壁に漆喰を塗ってみた話。
きっかけはソーイングに関係あるんですけどね。
最近はDIY用品も充実していて、ぱるたんのようなド素人でもチャレンジしやすいのです。
試行錯誤しつつも何とか出来て、意外とおっしゃれーな感じに仕上がったので体験談をご報告します。
DIY検討中の方の参考になればよいのですが~~
自分で壁に漆喰を塗ることになったきっかけ
はじまり。はじまり。前置き長めになりま~す。
お急ぎの方は飛ばしてください。
①ロックミシンが欲しいけど置く場所がない
以前にも書いたことあるのですが、ぱるたんはロックミシンを持っていません。
やっぱりロックミシンは憧れ! 欲しいのです! 欲しくてたまらない!
どうせいつか買うんだし、だったら一日も早く買って使い始めた方がいい、というのがぱるたんの考え。絶対買って損はないということも「ベビーロック教室」で触らせてもらって体験済みです。
ちなみに買うならコレってもう決めてあります。
baby lockさんの糸取物語。これ一択! 機種はその時の状況に応じて考える予定。
なぜまだ買わないかといいますと、以前の記事にも書いたのですが設置場所の問題なのです。
その時の記事では、新たにお迎えするロックミシンを設置するためには
ソーイングスペース拡大 → 部屋をまたいだ大移動という結論にいたりました。
以下の3択。
プランA
物置と化している部屋(以下、物置)をソーイングルームにする
問題点:物置にはエアコンがないのでソーイングの時、夏暑いし冬寒い。
プランB
物置を寝室にして、寝室にしている部屋をソーイングルームにする
問題点:物置にはエアコンがないので寝る時、夏暑いし冬寒い。
プランC
物置を寝室にして、寝室をリビングにして、今のリビングをソーイングルームにする
問題点:物置にはエアコンがないので寝る時、夏暑いし冬寒い。
どちらにしても、ロックミシンを導入するためには物置部屋の片づけと新規エアコン設置がもれなくついてくるという結果。
そのため、とりあえずは暑い夏を乗り切ってから開始するということで先延ばしにしていたのです。
②物置と化している部屋
ついに今年もあとわずか、年内目標にしていたロックミシン計画を進めるためにまずは物置部屋の片づけに着手しなければなりません。
この計画をたてたのが、かれこれ1ヶ月前。
一番腰が重かった片付けは、最初ノローリノローリとしてたものの、ずっと大事にしまってあった30年くらい前の旅の思い出のチラシとかパンフレットを捨てたあたりから、勢いがついて約2週間(週末のみ)で大体終了。
思い切って捨て始めると、意外とスッキリして快感になるって本当ですね!
③壁の傷が気になる
そもそもこの部屋が物置になった理由ですが、入居当初まだ小学生だったプクが気がついたのです。
なにこれ、コワーイ
よくよく見ると、白い壁にレース模様のシール?が貼り付けてあった。
なにこれ?と端っこをはがしてみると、その下にはむき出しの壁(下地?)が!
どうやら、前の住人が何らかの理由で傷をつけたため壁紙が剝がれてしまったらしく、それを隠すため付け焼刃的にファンシーなレース風シールを貼ってごまかしたようなのです。
気が付かなかったけど、よく見るとそこだけ異素材。
当初プクの部屋にするはずだったところを異素材が張り付けてあるのを怖がるプクのため、とりあえずは荷物置き場に変更。
コワイ!このお部屋イヤ~~‼
それから数年…。
荷物に隠れてすっかり忘れてましたがいろいろ片づけたところ、数年ぶりに姿を現したそのレース風シールはさらに経年劣化のための黄ばみ&剥がれかけピラピラで違和感マシマシに成長していたのです!
せっかく片づけたので、このタイミングで直したい!
ちなみにこのファンシーレース。剥がすのめっちゃ大変でした!
なかなか剝がれなくて水分含ませながら1時間くらい格闘!
いよいよ本題! DIY:自分で漆喰塗ってみた
業者さんに壁紙を貼り直してもらうという選択肢は最初からありませんでした。
お金もかかるし。
リサーチした結果、自分で漆喰を塗るのはどうかしら?と思いつく。
漆喰!
調湿効果があって耐久性が高く、ホルムアルデヒドも分解するんですって!
ぴったりじゃない!
ここからがやっと本題! はじまり~
用意するもの:DIY用の漆喰&養生材&塗るための道具
最近は、自分で塗れるDIY用の漆喰という商品がけっこうあるんですね!
その中から今回選んだのは、「漆喰うま~くヌレール」というもの。
漆喰うま~くヌレール公式サイトによると、
漆喰うま~くヌレールとは
誰でも簡単に塗れる「DIYから職人さんまで、幅広いお客様が使用できる漆喰」です。
引用元:漆喰うま~くヌレール 公式サイト
創業から漆喰を作り続けてきた日本プラスターが、最新の漆喰製造プラントと長年築き上げてきた技術力と生産力でつくりあげた、最高級の漆喰です。
さらに公式ページには、漆喰情報満載!
お色もなんと17色から選べる!
とはいえ、ぱるたんが選んだのは白です。
漆喰を塗る部屋は四畳半のため、用意したのはうま~くヌレール18kg1缶。
★その他に用意するもの★
・コテ(塗る道具)
・コテ板
・マスキングテープ
・マスカー(マスキングテープに養生シートがくっついているもの。便利!)
・ブルーシート(床を覆う用)
・ゴム手袋 ※ビニール手袋は破けることがあるので危険
できる限りコストを下げるため、100均中心に材料集めをしたのですがコテが売ってな~い!
100均の他にも、近所のスーパー・ホームセンターなど探したけど売ってなかったのです。
本家本元「うま~くヌレール」さん純正のコテもありますがなかなかのお値段。
ネットの情報を見ると、手でも塗れるらしいので今回はコテを使わないことにしました。
マスキングテープ&マスカーは100均でゲット。
ブルーシートはホームセンターで、ちょうどいいサイズがなかったので12畳用をゲット。
手袋は家にビニール製のものが1箱あったのでそれを使うことに。
しか~し!後述しますがビニール手袋はダメ! 絶対!
ゴム手袋じゃないと危険なのです。
うま〜くヌレール純正の品々やら、用意するものいろいろ ↓
下準備:ドア、窓、コンセント周り、床を養生します
まずは空っぽの部屋に養生していきます。
部屋全体の床にブルーシートを敷き詰めてから、コンセントとスイッチのカバーを外してマスキングテープで養生します。
コンセントとスイッチのカバーは外すと内側に少し余白があるはず。
あんまりギリギリまでマスキングすると、ギリギリまで漆喰を塗ってしまい、元通りにカバーがぴったりはまらなくなります。→ 実際ハマらなくなった…。注意!
漆喰 うま~くヌレールを塗ってみる!
初めての漆喰。
まずは開封しますが、本体が思った以上に重い!
18kgだからそんなに重くないと思いきや、部屋に運び込むのもひと苦労(50代女性)。
特に説明書の類はなく、ふたを開けるといきなり入ってます。
コテが入手できなかったので、ビニール手袋を二枚重ねにして装着。
この容器に入ったままでは塗りにくいので、大きめタッパーに小分けにして手で少し揉んで柔らかく滑らかにした後、塗っていきま~す!
最初は天井にも塗るつもりだったのでまずは高いところからと、家で一番高さがあるスツールにのり、漆喰をひとつかみ取って天井にこすりつけま~す。が!
そのとたん漆喰がポロポロ落ちてきた‼
ヤバイ! そういえば天井塗る時は保護メガネなどで目も防御するようにってどこかに書いてあったっけ。それにしても、上向いて塗ったら顔や髪にも落ちてくるし、とにかくパラパラ落ちてくる漆喰が目に入るため、即刻天井は中止することにしました。
※注意! 漆喰を塗る時は絶対眼鏡をかけるべし!
→ 漆喰の原料である消石灰はタンパク質を溶かす働きがあるので、人体に触れるととても危険! 目に入ったら失明することもあるらしい。
※注意! 壁紙の上から漆喰を塗る時は天井は塗ったらダメ!
→ 天井に漆喰を塗る時は壁紙をはがさないといけません。天井だけは壁紙の上から塗ると重力で壁紙ごと剥がれてくる可能性があります。
※注意! ビニール手袋ダメ! 使うのはゴム手袋。
→ ビニール手袋は結構すぐ破けます。破けて素手に漆喰がつくとタンパク質が溶けちゃいます!
これ、後から調べてわかったこと。
昔、まだ学生の頃。実家の自室をペンキで塗ったことがあったのです。
若さの勢いで養生もせず、家具も移動せず、細かいところは細い筆でチョチョッとコンセントなどよけて、意外と上手くできた記憶があったので、完全にナメていました!
漆喰! 自然素材だけど人体には注意!
その時はそんなこともつゆ知らず、天井をあきらめた後は一心不乱に壁を塗っていったのですが(2度塗り)、柔らかいビニール手袋は二枚重ねにしても、手塗りの摩擦でドンドン破けてきます。
50枚くらいは取り替えたと思います。ゴム手袋にすればよかったのにねー
しかも、時間との闘いなのでそんなにゆっくりもしていられず、最後はビニール手袋破けるのも気にせず漆喰が入り込んで素手で塗っていた! ← ※絶対にマネしないでください‼
振り返るとヤバいくらいの無知による無防備DIY!
漆喰の取り扱いには注意‼
なんやかんやで全部で5時間くらいかけて塗りおわりましたよ。
その後に手を洗ってびっくり! 漆喰がべったりついた方の手が、長湯した時の10倍くらいに白くぼよぼよになっていました。
翌朝、全身筋肉痛と手のガサガサ&目の痛み。
その時に初めて調べて、自分の無防備さに気が付いたのです。
慌てて眼科を受診しましたが、目の痛みは日頃の眼精疲労もあって、特に漆喰のせいではなかったみたい。手のガサガサは1週間くらいで回復しました。
漆喰! 注意! ゼッタイ!
完成! 自分で塗った壁は愛しさ100倍
そんなこんなで乾燥させること1週間。
ざっくり手塗りだけど、風合いがあっていい感じになりました。泣けてきます!
SCOPEさんのPOTATO布でカーテン作ってみた
すっかり生まれ変わった(旧)物置部屋。カーテンも新調することにしました!
使う生地は、超お気に入りショップSCOPEさんで販売されているFabric of the dayシリーズの鈴木マサルさん作POTATO布。
カーテンテープを縫い付けて直線で周りを縫うだけ。
エアコンつけて、お部屋改造計画完了!
ついにエアコンもつけました。いや〜思い切ったわ!
一番小さくてシンプルでお手頃なのを選んだつもり。
そんな感じでついに完成! どや
お部屋改造計画完了‼︎ もう物置部屋ではありません。
いや〜 かなりの達成感! がんばりました。
もしもこれから自分で漆喰を塗ろうとお考えの方がいましたら参考になるとよいのですが。
これでロックミシンをお迎えする準備完了!
だけど、漆喰その他材料買ったり、エアコンつけたり出費もかさみ気味。
ちょっと落ち着いてからにしようと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!