こんにちは!ぱるたんです。
今頃、やっと冬のコート作りの話です。作るのはドルマンスリーブのゆったりコート。
作り始めたのはいいものの、わからないところで悩んで手こずりましたよ。
話が長くなりそうなので、2回に分けてご報告しますー!
「TOWNのニュースタンダードコート」のゆったりドルマンコート
今回作るのは、TOWNさんの洋裁本「TOWNのニュースタンダードコート」のウールのゆったりドルマンコートです。
去年作ったのも「TOWNのニュースタンダードコート」からのビッグテーラードコート。
その時は、裏地の型紙を自分で作ったり、接着芯貼るところが多かったり、初めてのことが多くて、かなり苦戦しました。細かいところがなかなか進まず、えらく時間がかかったのです。
コートを作るのって大変なんですね。
もうコートは作らないよね〜〜と思ってたけど、1年経って喉元すぎて熱さも忘れたので、また「TOWNのニュースタンダードコート」から今どきデザインのゆったりドルマンスリーブのコートを作ることにしました。
こちらのコートは裏地なし、ドルマンだから袖付もなし。
見た目通りにカジュアルにゆったり作れるだろう、と軽ーい気持ちで作ることにしたのです。
使う生地はCHECK&STRIPEさんのチェックのウール 用尺5m
今回使うのはCHECK&STRIPEさんの片側がネイビー無地、もう片側が赤とネイビーのチェック柄のダブルフェイスウール。
柔らかくて軽くてふんわり暖かいウール生地。しかもお値段もお手頃だったのです!
表側を無地かチェックかどちらでも選べるなんてサイコー! どっちを表にするか、買う時に決断しなくてもいいのは気が楽。迷っても安心!と思って購入しました。
用尺はたっぷり5mです。
キルティング生地で着脱可能なベストも作るよ
このコートは内側にベストを脱着できるように、見返しに取り外し用のベルトを付けるデザイン。
なので今回はベストも一緒に作りますよ。
そのベスト用に選んだのは、ハートのキルティング生地。
インナーだから、ハートでもいいでしょ🧡
色は迷った末にグレーにしました。
ゆったりドルマンコート作ります
さてさて作っていきますよ〜
結局、赤の大きなチェック柄の方を表にすることにしました。せっかくだから大胆にね〜
袖つけなしの型紙なのでパーツは大きいけど数は少ない。前見頃と後ろ見頃と見返しとポケットのみ。
少ないから楽ちん!と裁断までスイスイ進みました。
で、次は接着芯を貼るか〜〜と、接着芯を切り始めてからふと思いましたよ。
この生地結構厚いけど、ベルト部分なんて2枚重ねたら縫い代部分は4枚になるし、さらに接着芯貼ったらすごーく厚くならない?
なんとか縫えたとしても、そのベルトで結べる?? 絶対無理そう。
そこで初めて気がつきました。
やけに厚いこのダブルフェイスという生地。もしかして何か違うやり方があるの?
おそっ!
そこでやっと疑問に思って調べてみました。
知らなかった! ダブルフェイスとは…
何にも考えずに、裏地がなくても綺麗でいいわ〜と思ってたのですが、調べてみて初めて知った…
タブルフェイスとは、2枚の生地をくっつけて1枚の生地にしてあるってことを!
試しにメリメリと引き剥がしてみましたら、確かに2枚の生地に分かれた! そういうこと⁈
2枚の生地が1枚になってるわけですから、縫い代が分厚くならないように引き剥がして縫い代の始末をするんですって!
「何言ってんの! そんなこと知ってるわ〜」という方はどうぞ読み飛ばしてくださいな。
わたくしはそんなこと知りませんでしたので衝撃を受けましたよ。
知らんかったよ〜〜 そんなに大変な生地と知っていたら手を出さんかったわ
そこで一時中断して、数日間悩みましたよ。
いくら調べても、よくわからなかったのが、「ダブルフェイス生地=リバーシブル」なのかってこと。
ダブルフェイス生地はリバーシブル仕様にしないといけないの?
それは個人の自由でしょうけれど、調べた限りでは「ダブルフェイス生地=リバーシブル」という前提での縫い代の始末の説明しか見つからなくて、「別にリバーシブルじゃなくてもいいんだけど」という時はどうしたらいいのかわかりませんでした。
やっぱりダブルフェイス生地はリバーシブルにするために使うのですか???
別にリバーシブルでなくてもいいんだけど。
悩んだ末に…、結局どうするのか?
わからなくてわからなくて悩んで迷った末、結局普通に作ることにしましたよ。
だって元々リバーシブルにするつもりもありませんでしたし、リバーシブルのデザインでもありません。
しかももう裁断しちゃってるし、デザイン変更はできないからこのまま進むしかないのです。
いずれはちゃんとダブルフェイス生地の縫い方で、リバーシブルの服を作ってみたいとは思いますが、とりあえず今ではないのです。
だから予定通りに普通のウール生地として、さっくり作ることにしました。
しかーし、それにしても見返し部分の重なりだけでも結構な厚さになるので、接着芯は貼らずに最小限の伸び止めテープのみにすることにしました。
縫い代の始末も、本ではバイアステープで包むことになっているけど、すごく厚くなりそうなのでロックミシンにすることにしました。
はあ〜〜、こんなに迷うとは思わなかった。ここまで来るのにどんだけ時間かかってるの⁈
何も知らずにダブルフェイス生地に手を出すんじゃなかった…と軽く後悔までした数日間でした。
とほー
そんな感じで続きは後編へ。
ここまでお読みいただきありがとうございました〜